2012年3月21日水曜日

栄養価が高い食材とカロリーが高い食材は、同じなの???特にバナナなどよく栄養...

栄養価が高い食材とカロリーが高い食材は、同じなの???

特にバナナなどよく栄養価が高いと言われているけどカロリーも高いはずなんだけど???







栄養価=カロリーではありません。栄養価とカロリーは全然違うものです。



カロリーとは熱量の単位で1カロリーとは1gの水を1℃上げるのに必要なエネルギーです(本当はもうちょっと厳密な定義があります)。そこには栄養価のことは全然入っていません。



栄養価とは食品の栄養的な価値のことで、タンパク質・脂肪・炭水化物の三大栄養素のほか、ミネラル、ビタミン、食物繊維などがどれくらい含まれていて栄養として有効かということです。



お酒のことを考えてみて下さい。お酒のカロリーが高いことは誰も知っていることですが、お酒には炭水化物がすこし含まれているだけで大部分が水分とアルコールです。



肉の脂はどうでしょう。脂肪のカロリーはタンパク質、炭水化物の4倍あります。高カロリーですが脂を食べすぎたらメタボリック一直線です。



一方こんにゃくが低カロリーの食品であることは誰も知っています。大部分が水分ですが繊維質の多いことで繊維源として栄養価が高いといえます。ダイエットには欠かせませんね。



バナナは一本で約90kcalに過ぎず、米飯の2/3くらいしかない低カロリー食品です。炭水化物(糖質)はフルーツのなかで最も多く含まれ(100g当たり)ていますが、その組成に優れ、ビタミンB群や葉酸などのビタミン、カリウム、マグネシウムといったミネラルや食物繊維も他のフルーツに比べ勝っているところが多いので、栄養価が高いといわれています。



昔(特に戦争直後数年)は食べるのがやっとで欠食状態だったので、とりあえず身体の成長や活動のためのカロリーを摂取することが重要視されたのです。そのなかでカロリー=栄養価という間違った概念が定着してしまったものと思われます。



飽食の時代になって、カロリーのとりすぎが問題になってきました。カロリーとなる成分は炭水化物と脂肪、一部タンパク質ですが、これらは活動に必要なエネルギーになります。カロリーはあっても栄養価のない食品がいっぱいあって、カロリー過剰なのに必要な栄養が足りないという一種の飢餓状態に陥っているのです。



カロリーにならない微量な栄養が足らないと、身体の調節機能がうまく働くなって生活習慣病のような病気や体調不良の原因になります。








栄養価の高いといわれている食品は総じてカロリーも高いですがそれが何か?変ですか?

まさか栄養価が高いとはあなたに都合の良い有用な食品の事とでも?

栄養価が高いとは100gあたりの各種栄養素の割合が高いということ。水分の少ない物は栄養価が高いことになります。おっしゃるバナナは当然スイカよりは栄養価が高いということになります。

バナナは食品の中で特にカロリーが高いものではありませんけど。

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